みまつ日記

群馬大学で講演を行いました!

2022年8月22日

先般6月25日に群馬大学で開催された「グローカル・ハタラクラスぐんま(GHKG)」プロジェクトに当社の代表取締役の神山が参加させていただきましたのでご報告をさせていただきます。

グローカル・ハタラクラスぐんま(GHKG)とは、群馬、全国、世界を舞台に活躍するグローカルな人材を育成するというプロジェクトです。6月25日の講義では群馬県内の産業分野で積極的にSDGsを推進している企業の事例などを講義形式で群馬大学の学生に発表を行いました。

グローカル・ハタラクラスぐんま(GHKG)の詳しい内容はこちら

グローカル・ハタラクラスぐんま(GHKG)の詳しい情報は上記URLからご覧いただけます。

今回は下記の項目を中心に講義を実施させていただきました。

1.食品寄贈事業

当社では製造工程上、ご注文いただきました数量より少しだけ多く商品の製造を行います。どうしてもご注文頂きました数量に対してピッタリ製造できないためです。以前は社内販売などで当社従業員に対して販売を実施しておりました。これら余分にできてしまった商品を当社内では余剰品と呼んでおりました。

※写真はイメージです。

余剰品は賞味期限がついているため再販することが難しく、まだ食べられるものなので従業員向けに販売を実施しておりました。

しかし、売上が大きくなるに連れ余剰品の数量も多くなってきてしまい従業員向けの販売だけでは収まりきらなくなってしまいました。なにか良い方法は無いかと模索していたところ、フードバンクという組織があることを知りました。

フードバンクとは生活困窮世帯や福祉施設などに食品を無償で支給している非営利組織です。当社では各自治体のフードバンクに商品を寄贈することで処分費用のコストカットができると共に、困っている人たちが当社の商品を有効活用して頂くことができました。

※フードバンクまえばし様への寄贈

2.キャベツプロジェクト

当社では創業当時より中華点心一筋で製造販売を行ってきました。その中でも一番多い製造品目は「餃子」です。当社で生産する商品の7割は餃子で、一番多い生産品目となっております。

餃子を作る上で欠かせないのが「キャベツ」です。すべての餃子に含まれているといっても過言ではないキャベツは一日平均6トンを使用しております。

※キャベツ下処理工程

このキャベツですが、すべて食用に適しているというわけではありません。芯や外葉などは固く餃子に入れてしまうと食感を損ねる可能性があります。

そのため当社では一日100kg以上の非可食部を廃棄しておりました。

※廃棄されるキャベツの芯

当社では、創業初期より地元のキャベツ農家様と直接お取引をさせていただいております。市場を通さずに直接キャベツを納品していただくことで鮮度抜群のとれたて新鮮キャベツを使用することができております。

上記の理由により一日100kg以上の廃棄を出してしまっているという事実に関してキャベツ農家様に対して大変申し訳無い気持ちを常に感じておりました。

そこで当社の若手が中心となり非可食部のキャベツを有効利用使用というプロジェクトが立ち上がりました。その名も「キャベツプロジェエクト」です。

このプロジェクトは社内ベンチャー制度としてキャベツの非可食部から新商品を開発することを目的として進められています。企画から製造販売まで一貫して取り組むプロジェクトです。キャベツプロジェクトを通して開発された商品は2022年7月16日現在で、2種類です。

1つ目はキャベツサイダーです。

※キャベツサイダー

キャベツサイダーは当社で使用したキャベツの非可食部を使用し、キャベツエキスを抽出し、サイダーにしたものです。爽やかなサイダーの風味に、ほんのりキャベツの香りがプラスされた商品です。

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2つ目はシャキッとギョーザ燻です。

※シャキッとギョーザ燻

シャキッとギョーザ燻は、非可食部のキャベツの芯を使用し餃子の具材を羊腸でケーシングしたソーセージの様な餃子です。本格的な羊腸を使用しパリッとした食感を実現しました。具材は本格的な餃子の具材を使用し食感はソーセージ、味は餃子で商品開発を実施しました。


他にも現在は、群馬県内に事業所を置く日本カーリット様から技術支援を受け、非可食部を有効活用する取り組みを実施しております。

※日本カーリット様からの技術支援締結時の記者会見の様子

こうした取り組みを群馬大学で学生向けに発表させていただきました。学生が就職を行う際にSDGsを意識した活動を行って頂きたいと考えており、その一助になればと思います。

※実際の発表シーン
※終了後のインタビュー

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